2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
五島にやってきた舞は、朝陽、貴司、一太などいろいろな出会いがあります。どんな展開になるのでしょうか?
この記事では、「舞いあがれ!」第12週第59話のネタバレとあらすじをまとめています。
第12週のテーマは「翼を休める島」です。
舞いあがれ!第12週第59話のネタバレとあらすじ
貴司と再会した舞は、祥子の家で、貴司からこれまでの旅の話を聞きます。
漁港や牧場、そしてみかんの収穫、遺跡発掘のバイトもやったという貴司。
貴司:「モグラの気持ちが分かった(笑)」
舞と祥子は興味深く、貴司の話に耳を傾けます。
そして舞もは自分の近況について貴司に伝えました。
入社が1年伸びたおかげで、五島に来ることができたし、今は朝陽(又野暁仁さん)と仲良くしたいと言う舞でした。
星に興味がある朝陽
相変わらず。祥子の家の縁側に南天の実を並べる朝陽ですが、
その傍らで舞が、空を見つめながら、雲も何もない青空だと朝陽に語ると、朝陽は昼でも「ある」といいます。
「昼でも夜でも星はあるんだ」
「星の光は弱いから、太陽の明るさに負けて見えなくなっているだけなんだ」
舞が南天の実をよく見ると、ショールの上に並べられた実は、星の配置を模したものだったのです。
舞:「朝陽くん、星好きやねんな!」
そこに、貴司が朝陽にみかんを持ってきました
朝陽:「土星は食べない」
舞:「みかんが土星?ちょっと大きすぎん?」
星の大きさと土星の大きさをしっかりと説明する朝陽。
朝陽のことを少し理解できてうれしそうな舞でした。
その夜、舞は倫子と電話で話をします。
倫子は入社の遅れはないものの、入社後のパイロット訓練は遅れる可能性があるとのことでした。
「これからどうなっちゃうのか不安だよね…」
貴司のアドバイス
次の日、ダイニングの片づけをしている貴司と舞。
テーブルに置かれた新聞には、内定取り消しに関するニュースが一面に掲載してありました。
それを見て舞は平静を装っていましたが、貴司が語りかけます。
貴司:
「なあ、舞ちゃん。舞ちゃんは自分の気持ちちゃんと言えてる?」
「心ってな、想い荷物載せ過ぎたら飛ばれへんようになることもあんねんで」
「なんか悩んでんねんやったら、しんどなる前に吐き出した方がええで。」
「いつかは空も晴れる」
布団を並べた舞と祥子ですが、舞は眠ることができません。
そんな舞に祥子は気づきます。
「眠れんとか」
祥子は明かりをつけ、いいものがあると言って、焼酎のお湯割りを持ってきて、ふたりで飲みます。
舞はそこで自分の気持ちを正直に話しました。
「ほんまは、入社延期になったのショックやった…」
良いパイロットになるにはどれだけ時間があっても足りない。本当に1年で済むのかどうか?
と不安を吐き出しました。
祥子も船を出せない日が多いが、無駄な時間とは思わない。
身体を休めたり、備品を修理したりと、嵐の日だからできることもある
と舞を諭します。
祥子:「いつかは空も晴れる」
それまでできることをやればよいと、舞に伝える祥子でした。
一太との再会
祥子の家で、再びかんころ餅をつくります。
「(朝陽が)今度は食べてくれっかな?」
かんころ餅をつくりながら、舞は朝陽くんが星が好きだから、双眼鏡を貸してほしいと祥子に頼んだところ、
祥子が「双眼鏡は豪さんのところにある。修理を頼んでいる」
と答えました。
木戸造船所に電話をして尋ねると、修理は終わっているとのことで、帰りに一太に持たせてくれることになりました。
一太は木戸造船所で働いていたのです。
祥子の家に双眼鏡を持ってくる一太。
「舞!」
「一太くん!」
双眼鏡を渡して「またな!パイロット!」といって去っていく一太でした。
その夜、朝陽は双眼鏡を手にして夜の星を観察しています。
夜更かししないようにという母親の美知留に、朝陽は「寝ない」と言って反抗します。
朝陽は双眼鏡で星を見続け、美知留は落ち込んだようにリビングに座りこみました。
美知留は祥子に語ります。
「ちっちゃいときから、他の子とずっとずっと違うんです」
「私の育て方が悪いんだって言われて…ずっと誤ってばっかりで。」
美知留は子育てでのこれまでの苦悩を語ります。
「私がしっかりしよう、大きくなったら落ち着くはずって頑張って生きてきたのに、どうして私の子だけ…」
黙って話を聞く祥子でした。
一方の朝陽は、ランドセルに教科書を入れてまるで、学校に行く準備をしているかのようです。
貴司:「どないしたん?」
舞:「朝陽くんほんとは学校行きたいんとちゃうかな」
朝陽を見つめる舞と貴司でした。
第60話へ続く。
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舞いあがれ!第12週第59話の感想
朝陽のお母さんの苦悩がじーんとした回でしたね。
自分の子が他の子と違うことについて、母親ってとても敏感になります。
増してや初めての子供だったりすると、不安で不安で仕方ないですよね。
客観的にみると、朝陽くんは周りの子とは違いますが、星に興味を持っていて、その才能はずば抜けているように見えます。
その能力を生かしてあげれば、朝陽くんの個性を大切にした教育ができるかもしれません。
とはいえ、当事者にはでないとわからないこともあります。
さて、一方の舞も正直不安だらけですが、その思いを少しでも吐き出すことできてよかったです。
貴司くんの遠回しな思いやりも素敵ですし、一太の爛漫さにも救われてそうな舞。
こんな素敵な男子が周りにたくさんいる舞ちゃんって、ものすごく幸せ者なのでは…。
それにしても、やっぱり五島編はいいですね。なんだか穏やかな気持ちになれます。
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