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舞いあがれ|短歌の作者や指導・監修は誰?貴司や八木の詩作品まとめ!

2022年10月スタートのNHK朝ドラ舞いあがれ!。

ヒロイン・舞の幼なじみである貴司の短歌が素敵だと話題になっていますね。

今回は、舞いあがれ!に登場する短歌のご紹介と、作者や指導・監修者は誰なのか、調べてまとめてみました。

 

舞いあがれ!に登場する短歌の作者は脚本家の桑原亮子さん!

舞いあがれ!では貴司が短歌の芥川賞と呼ばれる長山短歌賞を受賞しましたね。

貴司による数々の短歌は、これまでの舞いあがれ!のドラマの中に登場しており、ストーリーの道標になっている気がします。

 

実際に、貴司の詠む短歌を作っているのは誰なのか、作者や監修者がいるのかどうか気になって調べたところ、

短歌の作者は、脚本家の桑原亮子さん!ということがわかりました。

舞いあがれ!脚本桑原亮子さん

舞いあがれ!の公式ガイドブックでもアナウンスされています。

 

実は、脚本家の桑原亮子さんは、聴覚障害を持ちながらも大学在学中から童話や詩の投稿を行っており、歌人としても活躍しています。

  • 2008年:短歌結社「塔」に入会
  • 2011年:皇居で開かれた「歌会始の儀」の入選者10人に選出。

と、若い頃から歌人として活躍されていたのですね!

 

そんな、桑原亮子さんが作り、貴司がドラマの中で息を吹き込んだ短歌をまとめてみましたので、さっそくみていきましょう!

 

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舞いあがれ!貴司の短歌や詩作品まとめ

舞いあがれ!名言集貴司編

独特の感性を持ち、サラリーマンとして働いてはみたものの、自分が見いだせず、短歌の道へと導かれていった貴司。

そんな貴司がつくった詩や短歌は、いつもヒロイン舞を勇気づけ励ましてくれていますね。

 

ここでは舞いあがれ!に登場した貴司の短歌や詩をご紹介します。

 

第23話「干からびた犬」

第23話で、システムエンジニアとして働き、自分に向いていない仕事で疲れていた貴司がカフェ・ノーサイドで書いた言葉。

これをみて久留美が貴司を心配しますが、「干からびた犬は僕のこと」と貴司は答えました。

⇒ 舞いあがれ!ネタバレ|第5週第23話のあらすじ「悩める貴司」

 

第33回 「星たちの光あつめて…」

貴司が会社を辞めて、たどり着いた五島で詠んだ歌です(第33話

星たちの
光あつめて
見えてきた
この道をいく
明日の僕は

星の美しさと静かな決意のようなものが感じとれますね!

⇒ 舞いあがれネタバレ|第33話(7週)のあらすじ「自分を取り戻す貴司」

 

第41話「トビウオが飛ぶとき」

トビウオが飛ぶとき
他の魚は知る
水の外にも 世界があると

航空訓練に励む舞に、福井県の港で働いていた貴司がハガキに書いて贈った短歌(第41話

 

舞はこの短歌をとても気に入ってしまい、のちに交際する柏木にも紹介するほど…。

小さな世界から飛び出し、限りなく広い世界を知ろうとする舞にぴったりの詩ですね!

⇒ 舞いあがれネタバレ|第41話(9週)のあらすじ「大河内教官との出会い」

 

第58話「お・め・で・と・う」

第58話で、航空学校を卒業した舞と五島で再会した貴司が舞に贈った短歌です。

屋上を
めぐり続ける
伝書鳩
飛べるよ高く
浮雲よりも

頭文字で「おめでとう」と伝えた貴司。

こんな短歌、一度もらってみたいものです。

⇒ 舞いあがれネタバレ|第58話(12週)のあらすじ「朝陽との出会い」

 

第60話 見上げる白い星の裏は…

五島で出会った星が好きな少年・朝陽と、舞との3人でいるときに貴司がつぶやいた言葉。

「見上げる白い星の裏は黒…
見上げる星の裏側、星の裏側…」

3人の変人ぶりが描かれた、ほんわかシーンでした。

⇒ 舞いあがれネタバレ|第60話(12週)のあらすじ「星空クラブ」

 

第69話 「トビウオは水ん中おっても…」

父・浩太が亡くなった後、舞はパイロットを辞めてIWAKURAの工場を立て直すことに専念しようと考えていました。

そんな舞に第69話で貴司が贈ったことば。

「トビウオは水ん中おってもトビウオや」

舞の決意を後押ししたようですね。

⇒ 舞いあがれ|第69話のあらすじ「トビウオ」の解釈は?感想も!

 

第73話 「千億の星に…」

父親の工場を立て直そうと奮闘する舞。

くじけそうなときにハガキで贈られてきた貴司の短歌です。(第73話)

君が行く 新たな道を 照らすよう
千億の星に 頼んでおいた

貴司らしい、ラフな感じがする一方で、いつも君を思っているという世紀の告白にもとれる短歌。

 

俵万智さんも絶賛の一句です。

⇒ 舞いあがれ|第73話(16週)のネタバレとあらすじ「千億の星に」

 

そして、第95話では、この歌は本歌取りを採用した歌で、実は情熱的な恋の歌が下敷きになっていることが判明しましたね。

 

貴司が本歌取りしたと思われる元の歌がこちら↓↓

君が行く 道の長手を 繰り畳ね
焼き滅ぼさむ 天の火もがも

狭野茅上娘子(さののちがみの おとめ)

⇒ 舞いあがれ!第95話あらすじ「貴司の恋の歌」

 

第76話 新鋭歌人として紹介された短歌五首

貴司の歌が初めて新聞に掲載されました。

その掲載された短歌がこちらの5つ。

  • 陽だまりの 方へ寝返り打つように 昆布は水にひらいていった
  • 幾たびか 咳に目覚めて 対岸の 灯を恋うように 朝を待ってる
  • 暗闇のどこで鳴いている 三毛猫よ 白い部分 手がかりに探す
  • 落ち込んで 立ち直るまでの僕の詩 パラパラマンガのように眺める
  • 麻酔から覚める心地で 見分けゆく 雨に揺れる葉、風に揺れる

第76話で喜ぶ母親・雪乃さんの嬉しそうな表情が印象的でしたね!

この掲載のおかげで、デラシネ店主・八木との再会も果たしました。

⇒ 舞いあがれ|第76話(16週)のネタバレとあらすじ「大きな夢」

 

第77話 「舞い落ちる 桜の花片…」

貴司が長山短歌賞に応募をする歌を選んでいるときに、舞が手に取った短歌がこちら。

舞い落ちる 桜の花片乗せたとき
オダマキの葉の揺れが止まった

この歌について、舞は、咲いている花ではなく、小さい葉をみているところが貴司らしいと称賛しましたね。

 

第77話では、こんな短歌もよんでいました。

携帯電話が震えれば 朝

⇒ 舞いあがれ|第77話(17週)のネタバレとあらすじ「山の頂上」

 

第92話 僕の孤独

銀の糸通しのように足重ね
羽虫はやがて沈んでいった

孤独を味わっていた史子が、「この作者はもうどれだけ孤独なんやろ」と感じ入ったという貴司の短歌。

貴司は、「沈んでいったのは、僕の孤独だ」と史子に伝えましたね。

 

これは、貴司が孤独から抜け出した歌だったのですね。

 

第92話 本歌取り

水底に 影を預けて 釣られゆきし
川魚らの 形群れおり

これは、貴司が本歌取りという和歌の作成技法のひとつを使って詠んだ歌。

本歌取りとは、有名な古歌の1句もしくは2句を取り入れて詠む技法です。本歌に自分の歌を重ねることで、新しく作った歌に奥行きを生み出せるという効果があります。

 

貴司の↑の歌は、紀貫之の

水底に 影しうつれば 紅葉ばの
色もふかくや 成りまさるらん

という歌の本歌取をした歌です。

 

⇒ 舞いあがれ|第92話(20週)のネタバレとあらすじ「史子のけん制」

 

第96話 相聞歌

目を凝らす 見えない星を 見るように
一生かけて 君を知りたい

苦悩の末、貴司が初めてストレートに自分の心の内を映した恋の歌。

力強くまっすぐな歌の印象はあるんですが、やっぱり貴司くんらしい慎ましさも感じられますね。

⇒ 舞いあがれ|第96話(20週)のネタバレとあらすじ「ずっと好きやった」

 

第105話 デラシネは閉めない

この小舟 守ってほしい 月七日
ときどき本の 売り買いもして

リュー北條に日本を旅する連載を提案された貴司ですが、デラシネを閉めなければならなくなることで、躊躇します。

しかし、バイトを雇いデラシネを閉めないことを決意。日本を旅する短歌教室も諦めませんでしたね。

⇒ 舞いあがれ|第105話(22週)のネタバレとあらすじ「つなげる仕事」

 

 

以上、貴司の作品を振り返ってみました。

素敵な作品ばかりですが、ちょっとお茶目だったり、かわいらしい作品もありましたね!

 

次は、貴司の師匠である八木のおっちゃんの作品もみてみましょう!

 

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八木・秋月史子・子どもらの短歌作品も紹介!

舞いあがれ!名言番外編

貴司にデラシネを任せた八木のおっちゃんこと八木巌。

自分の詩を自費出版しており、それを読んで子ども時代の貴司は影響を受けましたね。

 

どんな詩だったか振り返ってみましょう。

第12話 詩集「どこからも遠い場所」より「白い蝶」

第12話では古本屋デラシネで、八木の詩集に夢中になる貴司が描かれました。

その歌がこちらです。

白い蝶

静かな夜に
白い蝶が生まれようとしていた
大地にたよりなく根差した
一本の細い茎が

しかし
蝶になろうとするものの重みを
立派に支えていた
その茎の先では
青い花が
不安な揺れに花弁をひとひら失って
それでもなお
白い蝶の無事だけを祈っていた
その花の上では
半月が
やわらかい光を
辺り一面にそそいでいた
白い蝶の初めて見る世界が
美しくあるようにと
けれども
蝶の孤独な闘いに
手を貸してやれるものはいなかった
蝶もそして茎も花も月も
ひとりぼっちなのだった

この八木作品を作ったのも脚本家の桑原亮子さん!

 

⇒ 舞いあがれ!ネタバレ|第3週第12話のあらすじ「飛行機づくり」

 

第30話 八木から貴司へ

デラシネの閉店を知って途方に暮れた貴司に、八木が贈った短歌。

短歌によって、短歌の詠み方を伝えています。

嬉しさは
忘れんために
悲しさは
忘れるために
短歌にしてみ

さすが、歌の師匠ですね。貴司に、八木のおっちゃんがいてくれてよかったと思えた回でした。

⇒ 舞いあがれ!ネタバレ|第6週第30話のあらすじ「航空学校に行きたい」

 

第90話 史子の短歌

さて、第89話で登場した秋月史子。

彼女が突然デラシネを訪れ貴司に読んでほしいと頼んだ短歌がこちら↓

今朝産みし 子を連れ水槽 巡りたる
イルカは如何に 海を教へむ

⇒ 舞いあがれ!第90話のあらすじ「恋が動き出す?」

 

発想が新鮮で、「一番近くにおんのにそれ以上にどうしても伝えられへんことがある切なさみたいなもん感じました」と貴司に言わしめた、史子の瑞々しい素敵な歌でしたね。

 

第99話 子どもたちの短歌

いやなこと 吹き飛ばすよな 言葉やな
すかんぴん ママ 大丈夫やで

すべり台 すべっただけで 穴があく
ズボン弱すぎちゃんか お前

デラシネに出入りする陽菜と大樹が詠んだ短歌。

貴司のサポートのもと、素敵な短歌に仕上がりましたね。

 

子どもならではの新鮮な視点と、躍動感のある言葉が魅力的です。

⇒ 舞いあがれ!第99話のあらすじ「なにわバードマンOBとの出会い」

 

以上、舞いあがれ!に登場した短歌や詩の作品をご紹介しました。

そして、貴司や八木の詩歌を集めた詩歌集「トビウトが飛ぶとき」が5月29日に発売されることが決まりましたね!

トビウトが飛ぶとき

すでに予約受付がスタートしていますので気になる方はチェックしてみてくださいね。

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