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舞いあがれ|第92話(20週)のネタバレとあらすじ「史子のけん制」

2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。

10首の短歌づくりに行き詰った貴司が心配ですね。秋月史子の存在も気になります…。

 

この記事では、「舞いあがれ!」第20週第92話のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。

第20週のテーマは「伝えたい思い」です。

 

舞いあがれ!第92話のネタバレとあらすじ

ランチタイムのうめづで、舞とめぐみ、山田と藤沢がお昼ごはんを食べています。

 

そこに、うめづの勝や雪乃が「何を弱気になってんねん!」と叱っている青年がいました。

彼は、親の会社を継いだものの、未来があるのかわからないと弱気になっている様子。

 

新聞記者との出会い

そんな青年を雪乃がめぐみのところに連れてきます。

「こちら、IWAKURAの社長さんや。もう崖っぷちやった工場、立て直しはったんやで!」

 

母と娘で力を合わせて、IWAKURAを発展させている、という話を雪乃が説明していると、その話に興味を持ち会話に割り込んでくる女性が。

彼女は毎報新聞・大阪支局の記者で、御園純という女性でした。

ちょうど、東京から転勤したばかりと言います。

 

御園は、よければぜひIWAKURAを取材させてほしいと申し込みます。

めぐみは、ちょうどIWAKURAの求人をしている最中だったので、それは助かりますと受け入れます。

 

IWAKURAの女性社員に取材

御園は、さっそくその日にIWAKURAに取材にやってきます。

舞は、御園に工場を案内した後、休憩室で御園と話していました。

 

そこに、職人の土屋がねじを持ってきます。

御園は、女性の職人は珍しいと言って、土屋にもインタビューしたいと申し込みました。

 

御園は土屋に、IWAKURAに入社した経緯を尋ねます。

それは、見学に訪れた際に、先代社長の浩太がねじを見せてくれたときのこと。

これはうちでしか作られへん」といった浩太の得意げな顔が印象に残ったという話を土屋がしみじみと語ります。

 

御園はそのほか、女性従業員にばかりインタビューし、写真を撮って帰っていきました。

 

パワフルな女性記者だったと振り返るめぐみ。

山田は、御園に失恋の話までしてしまったようです。

 

史子の過去

夕方、デラシネに史子が差し入れと言ってわらび餅を持って訪れます。

今、コンビニで働いているという史子。

 

家庭の事情で、家出して大阪にやってきた史子。

 

「高校を中退して様々なところでひとりぼっちで働いてきた。そして、誰にも話せない気持ちを短歌にすることで毎日をやり過ごしてきた」と言います。

 

そんなときに史子が出会った貴司の歌がこちら。

銀の糸通しのように足重ね
羽虫はやがて沈んでいった

史子は、「この作者はひっそり死んだ小さい虫に自分を重ねている、もう どれだけ孤独なんやろ」と解釈を述べると

 

貴司は次のように答えます。

沈んでいったんは、僕やなくて僕の孤独やねん。

 

本歌取り

そこに、舞が五島の物産展のお土産を持って、貴司を訪れました。

貴司は、物産展に一緒に行けなかったことを舞に謝ります。

 

舞は、貴司がつくった短歌を見せてもらいました。

水底に 影を預けて 釣られゆきし
川魚らの 形群れおり

あまりピンとこない様子の舞に、「ごめん、分かりにくいか。」という貴司。

 

史子が読み、「本歌取りですね」と嬉しそうに言います。

本歌取りとは、有名な歌の一部を使って新しい歌を作ることです。

 

史子は、

水底に 影しうつれば 紅葉ばの
色もふかくや 成りまさるらん

という、紀貫之の歌を本歌取りしたものですか?と確認し、貴司も「分かるん?」と驚きます。

 

専門的な話についていけない舞をみて、

「分からへんのもしゃあないです。梅津先生と私には共通の知識があったから読み取れただけで」

という史子。

 

舞は「ほな帰るな。」「頑張ってな」と言って、デラシネを出ていきました。

 

史子のけん制

舞がデラシネに傘を置き忘れていることに気づいた史子は、舞のあとを追い、傘を渡します。

 

お礼を言って立ち去ろうとする舞に、史子は「貴司と喋っていると、包み込まれるような安らぎを感じる」と言います。

今梅津先生は、歌人として一番大事な時期です。

すばらしい第一歌集をだしていただくために、私も精一杯支えたいなて思てます。

そやから、先生のそばにおること悪く思わんといてくださいね。

じゃあ、と言って去っていく史子を見つめる舞でした。

 

第93話に続く。

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舞いあがれ!第92話の感想

前半は、新しいキャラクター御園純との出会い。

そして後半は、デラシネに出入りするようになったちょっと強めのキャラ、史子と舞のやり取りが描かれました。

 

まず、御園との出会いは、IWAKURAがまた新しいことに挑戦していくきっかけを与えてくれるような希望が感じられましたね。

女性記者が女性従業員にスポットをあてた取材。

出来上がる新聞記事はどのように仕上がってくるのか、楽しみです。

 

また、後半のデラシネで場面は、ちょっとハラハラするような展開。

純粋に貴司を応援している舞ですが、史子があの位置にいるのであれば、デラシネに出入りしにくくなりますね。

 

貴司の短歌のいちばんの理解者が自分ではないと言われたようで、ショックを隠せなかった舞。

また、そのあと史子が舞に投げたけん制もかなり強烈でしたね。

 

確かに史子は短歌の知識があり、短歌ピンポイントであれば、貴司の短歌を理解してあげられるのかもしれません。

 

しかし、舞にとっても、デラシネはオアシスであり、昔から大切にしてきた場所。

そして、いちばんの貴司の理解者は自分だと思ってきたはずです。

 

実際に、貴司を孤独から救ったのは舞だと思います。

「沈んでいった孤独」の歌は、おそらくは、貴司が舞に救われたことを意味しているのでしょう。

 

貴司も短歌を10首作らなければなりませんし、正直ゴタゴタしている場合ではないのですが、

舞との誤解やすれ違いが重症になる前に、なんとかお互いに向き合った方がよさそうですね。

 

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