2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
史子から言われたことが気になって、貴司のことで思い悩む舞ですが、どうなるのでしょうか?
この記事では、「舞いあがれ!」第20週第93話のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第20週のテーマは「伝えたい思い」です。
舞いあがれ!第93話のネタバレとあらすじ
カフェ・ノーサイドで食事をとる舞と久留美。
舞は、史子から言われたことを久留美に話しました。
舞にできること
「それって貴司くんに近づくなってこと!?」
舞の話をきいて、少し憤慨する久留美です。
舞は、史子が貴司の短歌のことをよくわかっているのに対して、自分ができることはないと、落ち込み気味。
久留美は「何言うてんの!」と元気づけます。
「どんなときでも、自分にできること 探すのが舞やろ?」
売れる歌集
デラシネでは、リュー北條が鼻歌を歌いながら、貴司の短歌をチェックしています。
史子も同席しています。
リュー北條の感想は「ダメだね」のひとこと。
読み取る力がないのでは?と怒る史子ですが、リュー北條は相手にしません。
「歌集を出したいのなら、大勢に伝わる歌を書いてよ」というリュー北條。
梅津さん、何か、伝えることを諦めてる気がするんだよね。僕が出版したいのは売れる歌集なんだよ。
史子は、「本を売るために書かせるなんてあなたのエゴだ」と反論しますが、リュー北條は逆に史子の方がエゴイストだと指摘します。
「君の方がエゴイストだよ。自分好みの綺麗な短歌だけを書いていてほしいんでしょ。美しいソプラノを聴きたいがために少年の成長を止めるような残酷さを感じるね」
リュー北條が出ていき、貴司は、頭をかきむしり悩みます。
史子は、「たとえほかの人に理解してもらえなくても、私だけは理解している」と貴司を励ましますが…。
好きな人
IWAKURAの会議室には新聞記者の御園が来ており、舞に引き続きインタビューをしています。
パイロットを諦め、浩太の残した工場を再生させたという話を聞いて、御園は舞に尋ねます。
「でももったいないよね。パイロットになれるとこだったんでしょ?後悔はしてない?」
間髪入れずに、「してません」と返答する舞。
ほんとに?と疑う御園です。
実は御園の実家も工場を経営していたとのこと。でも数年前に閉めてしまったそうです。
御園はプライベートな内容に話を移しました。
付き合っている人はいないという舞に、御園は質問を重ねます。
「じゃあ、好きな人は?」
「好きな人…」
舞は貴司のことを思い出していましたが、「好きな人もいないんです」と答える舞でした。
御園は、その晩舞を飲みに誘います。
ノーサイドでお酒を飲みながら、二人は再度、恋の話題に戻ります。
「で?好きな人はどんな人なの?」と御園は、舞から聞き出そうとします。
嘘を見抜くのも新聞記者の仕事だと言う御園に、舞もかなわない、といった様子で、心の中を打ち明けます。
「ちっちゃい頃からなんでも話してきた人なんで、その関係変わってしまうの、怖いんで…」
察した御園は、大事なのは恋愛だけじゃないと返しました。
そして、次のように言うのでした。
「でもさ、舞ちゃん、後悔しない?」
恋の歌
デラシネでは、貴司が短歌がかけずに悩んでいました。
それを見守る史子。
貴司は、史子に「もう帰った方がええ」と言いますが、「座敷わらしだと思ってください」と史子は聞き入れません。
そこへ、リュー北條が、「もういっぺんだけ、話そう」と言ってやってきました。
本を出すには、すでに作られている300首と毛色の違う短歌10首がどうしても必要だというリュー北條。
梅津さん、自分の殻を破って初めて歌人は成長する。
自己満足の歌はもう要らない。
一人でも多くの人間に伝わる歌を書いてほしい。
と言って、リュー北條は、紙に大きく「相聞歌」(そうもんか)と書きました。
「恋の歌を書いてくれ」
伝えたいけど伝えられない思いや胸の奥で燃えている恋心を歌にしてほしいというリクエストです。
岩倉家では、舞が明かりを消した部屋で窓を開け、向かいの貴司の部屋をじっと見つめていました。
第94話に続く。
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舞いあがれ!第93話の感想
「ちょっと理解できない曲者編集者と思ってこれまで見てきたリュー北條が、実は、切れ者編集者だった!?」
と思い込みを覆された本日の舞いあがれ!第93話。
確かに、貴司くんしか気づけないことを描いた、葉っぱや昆布の歌も素敵だと思いますが、
貴司くんの恋の歌、読者・視聴者としてはぜひぜひ読んでみたいと思います。
300首の中にあるたった10首だから、心に響くというのも一理あるでしょう。
もちろん史子のいう通り、読者を惹きつけるためという役割も大きいとは思いますが…。
ただ、リュー北條が貴司に指摘した
「伝えることを諦めている」
という言葉。
核心をついていると思いませんか?
確かに、貴司は自分の道を歩めていて、でもそれは周りに家族や舞や久留美など貴司の味方になって理解してくる人が包んでいてくれることも大きいですよね。
舞のように荒波に揉まれて成長しているわけではないような気がします。
もしかしたら、リュー北條のいう通り、貴司には今成長すべきとき、広い世界をみるときなのかもしれませんね。
そして、これまでどんなときでも、どんなことでも、自分の信じた道を突き進んできた舞ちゃんも悩んでいますね。
こと恋愛のことになると、臆病になるのは当たり前のこと。
ただ、後悔しないかと尋ねられると、そこも悩んでしまいますね。
予想よりも、ちょっと重めの恋愛展開になった舞いあがれ!20週の展開ですが、どう浮上していくのか…。
貴司の作る恋の歌に突破口があるかもしれませんね!
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