2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ！」。
久留美ちゃんに婚約破棄という危機が…！心配ですね。
この記事では、「舞いあがれ！」第18週第84話のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第18週のテーマは「親子の心」です。
舞いあがれ！第84話のネタバレとあらすじ
カフェ・ノーサイドで呆然となる久留美のもとに、八神がやってきました。
「ホンマにごめん！」と頭を下げる八神に、久留美はなぜ顔合わせに来なかったのかと尋ねますが、八神は父親に説得されていたと言います。
「両親のことは僕が必ず説得する」という八神でしたが…。
親心
デラシネに舞が貴司を訪れます。
編集者のリュー北條にもらったという東京土産を見て、美味しそう！と感激する舞でしたが、貴司は、「ここんとこ、毎日来てんねん」と疲れ気味の様子。
ふたりでお茶を入れながら、貴司を心配する舞に、
「歌集売んのって大変やねんなってちょっと不安になっただけ」
とため息をつく貴司でした。
そこに久留美が現れます。
顔合わせでの出来事を舞と貴司に話し、「反対されるのはいいが、お父ちゃんのことであんな言われ方をされるのは…」と語る久留美。
お父ちゃんもお父ちゃんやねん、土下座なんてしてほしなかった。
父・佳晴の態度にも納得できない様子です。
どんだけカッコ悪くても、なんとか娘に幸せになってほしいっている親心ちゃうかな？
と貴司は、必死だった佳晴のことを気遣います。
佳晴の気持ち
うめづで、ノーサイドの店主・津田が佳晴を励ましていました。
佳晴は、「言われたのは事実だ」と相当落ち込んでいます。
佳晴は、居酒屋でアルバイトをして少しずつお金を貯めていましたが、1年でたった5万という話…。
俺から解放されな、久留美は幸せになられへん。
自分を不甲斐なく思う佳晴に、うめづの勝は、「子供の気持ちを勝手に決めつけてはだめだ」とアドバイス。
そこへ、八神がやってきました。
面接に向かう佳晴
次の日の朝、佳晴はスーツを着て何やら気合いを入れています。
久留美がどうしたのかと尋ねると、佳晴は八神から紹介された会社に面接に行くというのです。
「行かんでええ、そんなのこと望んでない」という久留美ですが、「これ以上お前の足は引っ張りたくない」と佳晴は面接に向かいます。
私の大事なお父ちゃんやねん！
久留美はカフェ・ノーサイドに八神を呼び出しました。
そこには、舞も電話で呼び出されていました。
そして久留美は、やっぱり結婚できないと言って八神に婚約指輪を返します。
久留美の父親の就職話を勝手に進めたことに怒っていると察した八神は謝罪します。
しかし、「父・佳晴のせいで久留美が不幸のまま、だから自分が助けたい」と八神は言います。
久留美は、助けてほしいなんて思ってないと反論。
「私の大事なお父ちゃんやねん。ごめんなさい。別れてください。」
そんな久留美をじっと見つめる舞でした。
十分、幸せ
久留美が八神に別れを告げたことを知った佳晴は、ノーサイドの久留美の元に駆けつけます。
「何してんねん！」
と憤慨する佳晴。
大きい会社に就職すれば、八神の母親も納得するはず、と必死に久留美を説得します。
「諦めんといてくれ、久留美！頼むから幸せになってくれ！」
久留美は泣きながら、答えます。
「お父ちゃん、私な、今でも十分幸せやで」
「これからもお父ちゃんはお父ちゃんなりに頑張ってくれたら、それでええ。それが私が一番望んでいることやで」
そんな久留美を見て、泣きじゃくる父・佳晴でした。
第85話に続く。
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舞いあがれ！第84話の感想
久留美の幸せ、について考えさせられた今日の「舞いあがれ！第84話」。
泣けてしまいました…。
自分の娘の幸せの足手まといになっていると感じるお父ちゃんの気持ちもわかります。
でも、自分の父親のことをひどく言われ、就職の世話までする恋人に複雑な気持ちを抱く久留美ちゃんの気持ちも…。切ないですね。
むしろ恋人だからこそ、「自分の大切な、だめなお父ちゃん」を受け入れてほしかったのではないでしょうか？
親子には、生まれてから何十年と積み重ねてきたそれぞれの親子のかたちがあって、それは他人には理解できないこともあります。
もちろん、佳晴が就職して、久留美が諦めずに八神の両親を説得して、ふたりが結婚するという道もあったのでしょう。
ただ、根本的にある認識って結構あとをひくんですよね。
もしかしたら、結婚はできるかもしれない。
でも人間の本質ってなかなか変わるものではないから、無理は続かないし、結婚して家族として長い付き合いになったときに、どこかで亀裂が生じることも。
そう考えれば、久留美ちゃんの決断は正しかった！と、私は思います。
久留美ちゃんにもお父ちゃんにも幸せになってほしいですね。
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