2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ！」。
土砂ぶりの雨の中、倒れた悠人が心配です。
この記事では、「舞いあがれ！」第19週第88話のネタバレとあらすじ、感想をまとめています。
第19週のテーマは「告白」です。
舞いあがれ！第88話のネタバレとあらすじ
土砂降りの雨の中、倒れている悠人を見つけたのは、久留美の父・佳晴でした。
倒れているのが悠人だと気づいた佳晴は、自宅に悠人を連れて帰ります。
そこへ帰ってきた久留美が悠人の様子を見て、「低体温になっている」と適切な処置を行います。
悠人の帰宅
布団の中で目を覚ました悠人。
そばには久留美がいて、悠人の傷の手当をしていました。
なぜ自分がここにいるかを理解した悠人は起きあがり、久留美に迷惑料だと言って財布からお金を渡そうとします。
「やめてください」ときっぱり断る久留美に、
「悪いことして稼いだ金は、受け取られへんか」と呟く悠人。
そこに、めぐみと舞が迎えに来ます。
家に帰ろうというめぐみに、「ふたりには迷惑かけられへん」と受け入れない悠人です。
買い物から戻ってきた佳晴にめぐみと舞は頭を下げ、お礼を言います。
佳晴が回復に良いと悠人に買ってきたチョコレートに見向きもしない悠人に、久留美が厳しい口調で言いました。
「おばちゃんも舞も、悠人さんのことどんだけ心配してたか…。その気持ち、ちょっとは考えてください。
大事な人がしんどいときに、何もでけへんのってホンマにつらいんですよ。
支えてくれる家族がいてはるんやから頼ったたらええやないですか。」
自宅に戻った悠人ですが、相変わらず記者に囲まれており、朝からインターホンが鳴り響きます。
「帰ってこん方がよかったやろ」という悠人に、連絡つかないよりはずっといいという舞とめぐみ。
めぐみは何があったのか、本当のことを聞き出そうとしますが、悠人ははぐらかします。
少し前から悠人の変な様子に気づいてたのに、何もできなかったことを悔やむめぐみと、
「いつも頼ってばっかで、何もでけへんかった」という舞に、「全部俺のせいや」と語りだす悠人。
とんでもない損失出して…なんとかせなってインサイダー情報に飛びついてもうた。
歩みノート
部屋に閉じこもってしまった悠人のところに、舞が歩みノートを持っていきます。
父親の浩太が生前、綴っていたノートです。
悠人はノートを手に取りページをめくりました。
そこには、悠人がリーマンショックを予測した若き投資家として雑誌に取り上げられたいたときの浩太の気持ちが記されていました。
悠人には投資の才能があるんや。その才能を努力して伸ばしてきたんやな。立派やと思う。
そやけど、稼いだお金で何をしたいのか、どういう生き方をしたいのか、悠人の夢が僕には分かれへん。
けど、いつか分かりたい。
そのためにも僕は自分の夢を捨てたらあかんのや。
おやじ、ごめんな。
浩太の仏壇の前に座る悠人。
自分のことを分かろうとしてくれていた浩太に、「生きてる間に言うてくれたよかったのに」と涙声で呟きます。
会ったらいつも喧嘩になったと、めぐみ。
悠人はうなずき、「言わせなかったのは俺だ」と振り返ります。
「なくなったものは二度と取り戻せない。あとから悔やんでも遅い」と以前、舞に言われたことを思い出し、
「それ、ホンマやったわ。仕事も信用も、おやじと話し合うチャンスも。
どんだけ後悔したって二度と取り戻せへん」「おやじ、ごめんな、ごめんな…」
と嘆く悠人。
肩を震わせて泣く悠人の背中をさすり、「取り戻せるものもある！」と励ますめぐみでした。
第89話に続く。
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舞いあがれ！第88話の感想
今日は神回でしたね。
浩太が記していた歩みノートの内容がようやく明らかになりました。
浩太の気持ちと悠人の気持ちが通じ合った瞬間が、美しく描かれていたと思います。
浩太も悠人も素直になれなかっただけ。
こういうシーンを見ると、日頃からいかに大切な人に気持ちを伝えておくことが大事なのかよくわかります。
人は、大切な人を失ったとき、その人に対して、もっと自分ができることがあったのではないかと、きっと後悔してしまうもの。
いつもそばにいて、その人のために、やれることを全てやったというケースでさえも、後悔ゼロなんていうことはないでしょう。
悠人の場合は生きているときでさえも、お互いに素直に気持ちを伝えられなかった。
その後悔の念ははかり知れないものがあると思います。
その気持ちを胸に、亡くなった人が死をもって教えてくれたものが何なのか、しっかりと考えて前を向いて生きていくこと。
それが残された人に与えられた使命です。
悠人が今後どのように生きていくのか、見守りたいですね。
それから、個人的には、悠人に久留美ちゃんがピシっと伝えた言葉もよかったです。
久留美ちゃんと悠人って意外とお似合いだと思ったのは私だけかな…。
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