2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
65話は章兄ちゃんが会社を去るという辛いストーリーでしたね。
この記事では、「舞いあがれ!」第14週第66話のネタバレとあらすじをまとめています。
第14週のテーマは「父の背中」です。
舞いあがれ!第14週第66話のネタバレとあらすじ
IWAKURAでは、ネジの製作について緊急会議が行われています。
試作品で合格したネジをこれから量産することになりますが、注文は月に100万本以上になるそうです。
機械をフル稼働しても1日にできるのはせいぜい5万本、しかも、納期は2週間後という厳しい状況。
もう作り始めないと間に合わない状況ですが、本注文は受けていません。
本注文の前に作り始めるのはリスクがあるとたしなめる従業員の古川。
しかし、浩太は、本注文を待たずにネジの製作に取り掛かることを決断します。
「楽やないけど楽しいで」
舞が一人作業をしています。
そこにめぐみがやってきました。
「スピードアップしたな」と言うめうぐみ。 「こんな風にするといいよ」と舞にアドバイスをします。
昔はめぐみが梱包作業を一人でやっており、工場で寝たこともあったそうです。
目を覚ますとそばに浩太がいて、
「苦労かけて堪忍な。いつか工場大きくして、従業員増やしてめぐみのこと楽にするからな」
と言ってくれたことをめぐみは懐かしそうに話します。
夜、リビングで浩太が歩みノートに何か書き込んでいます。
その傍らでめぐみも仕事をしていました。
浩太:「いつまでたっても楽にしてられへんな。」
めぐみ:「楽やないけど楽しいで」
浩太:「そうか?」
苦しい状況の中、お互いを気遣い合う浩太とめぐみでした。
設計変更
次の日、試作品を請け負った取引先の会社から浩太に連絡が入ります。
住田:「実は設計が変更になりましてん」
浩太:「え?」
なんと、本注文はなしということです。
「ちょっと待ってください、今そちらに伺います」と言って事務所を飛び出す浩太でした。
浩太:「発注に向けてもう量産してるんです。」
住田:「それはうちがお願いしたことではありませんから」
浩太:「あれだけ在庫抱えてしもたらうちは終わりです!」「なんとかなりませんか?」
住田:「どうしようもないことで。」
「ここには全部詰まってる」
夜一人工場に立つ浩太。そこに舞がやってきます。
舞:「大丈夫?」
浩太:「今はちょっとな大丈夫やないな。今までで一番しんどいわ」
「けどなここなくすわけにはいかへん。ここはなおじいちゃんの代から岩倉で働いてきた全員で作り上げた工場なんや。」
浩太は語り始めます。
「今までに何億と言うか頭のネジ作ってきたんやろな。どんなねじ作ったんかも全部記録してあんねんで。
今ここには全部揃ってる。ええレシピも機械も職人もな。
工場が潰れてしもたらそれが全部散り散りになってしまう。 二度とネジは作られへん。
ここには全部詰まってる。従業員がと力を合わせて進んできたこれまでの思い出もあるこれからの夢もや。」
舞:「お父ちゃん、私も手伝いたいもっとお母ちゃんみたいに工場を支えたい」
浩太:「舞お父ちゃんはな、舞が自分の夢に向かって頑張ってるのが嬉しいねんで。悠人もいつかほんまの自分の夢見つけてくれるって信じてる。舞はパイロット目指して頑張ったらええね。」
舞の頭を撫で、笑って工場を眺める浩太でした。
発作
リビングで舞が寝られずに起きてきました。
めぐみは、「お父ちゃんに電話しているが出ない」と言います。
めぐみと舞は心配して、一緒に事務所に来ました。電気がついています。
「お父ちゃん?」
床に浩太が倒れています。
「お父ちゃん!ねぇお父ちゃん!」
病院の廊下で浩太の手術を待つめぐみと舞。
手術中のランプが消えました。「お母ちゃん…」
そこに医師が出てきます。
医師:「バイパスの手術をしましたが心臓の動きが戻ってきませんでした。手は尽くしましたが大きな発作でお助けできませんでした。」
めぐみ:「うそやん、うそやん、なあ?」
舞は言葉が出てきません。
泣き叫びながらその場にしゃがみこむめぐみと舞でした。
第67話(15週)に続く。
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舞いあがれ!第14週第66話の感想
衝撃的な展開でしたね。
嫌な予感はありましたが、浩太がまさかの急死…。
悪いことは重なると言いますが、リーマン→借金→従業員との別れ→さらなる経営の危機
ときて、大黒柱の喪失ときては、もう絶句するしかありません。
「楽じゃないけど、楽しい」といって、夫婦が想いやった日の出来事。
この工場には「全部が詰まっている」と言って、自らの信念を突き通す経営者としての浩太。
そしてどんなにつらい状況でも、娘のやりたいことを応援する父親としての浩太。
まさかの浩太の退場回となってしまいましたが、今日のストーリーには浩太の想いや信念がすべて詰まっていましたね。
あらすじやセリフを振り返り、改めて、喪失感が募ります。
そして、浩太が亡くなったときいたときのめぐみを演じた永作博美さんの演技。
SNSでも絶賛されていましたが、あの演技で涙腺崩壊したのは私だけではないはずです。
永作博美さんといえば、演技力に定評のある女優さんで、当然と言えば当然なのですが、素晴らしいものは素晴らしいです。
アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した「八日目の蝉」での演技もすごくよかったことを覚えています。
近年では「朝が来る」で主演女優賞も受賞されていましたね。
さて、話はそれましたが、どん底のどん底に陥ってしまったIWAKURAはどうなるのでしょうか…?
めぐみと舞が心配です。
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