2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
ネジの勉強を始めた舞。営業にうまく活かせるようになるでしょうか?
この記事では、「舞いあがれ!」第16週第74話のネタバレとあらすじをまとめています。
第16週のテーマは「母と私の挑戦」です。
舞いあがれ!第74話のネタバレとあらすじ
ネジの勉強に一生懸命になる舞。夢中になり過ぎて、会社に遅刻しそうになります。
慌てて、家を出るシーンから始まります。
舞:「行ってきます!」
赤字になる売上
めぐみは、資料を確認しながら、営業の藤沢を呼び出し、いかるが商事のネジの値段が安すぎることを指摘します。
「これだと、売り上げるほど赤字になる」
藤沢が、リーマンショックで仕事がなくなってしまったときに受注した仕事でした。
わらをも掴む思いで契約した、仕事ゼロよりはマシだと思ったという藤沢。
藤沢「すみませんでした!」
過ぎたことは仕方がない、これからを考えようと伝えるめぐみでしたが…。
IWAKURAの技術が詰まった特殊ネジ
休憩室では落ち込んでいる藤沢をみて舞が声をかけます。
藤沢:「俺のせいで赤字に…」
そこへ笠巻が「見つかったか?」と舞に頼んでいたネジのことを確認します。
「はい」と言ってネジを差し出す舞。
それは、以前作ったものの、受注できなかった太陽光発電の試作ネジでした。
藤沢は、「これでうちはえらい目に遭った」とみるのも嫌そうです。
うなずく笠巻ですが、「これにはIWAKURAの技術が凝縮されている」と続けます。
「IWAKURAやからできたんやで」と加工方法や技術について誇らしげに語りました。
舞は、そのネジを持っていきたいと笠巻に頼みます。営業で上手く活用できるのではと考えています。
笠巻は「こっち持っていき」と完成編のネジを舞に手渡します。
不思議に思う舞に、
笠巻:「こっちはな、秘密や」
舞:「わかりました」
ネジの値段
その夜も、笠巻がネジの講義を行っています。
内容はネジの値段についてでした。赤字を出してしまった特殊ネジの見積もりについてもレクチャーします。
そしてその様子を、従業員の宮坂や山田も眺めています。
めぐみは、笠巻の話を聞きながら、特殊ネジの値段について考えています。
その夜、めぐみは「4円50銭にする!」
と、赤字を出したネジの値上げ交渉に立ち向かう決意をします。
値上げを受け入れてくれるか心配する舞ですが、めぐみは頑張って交渉すると張り切ります。
そんなめぐみを見て、舞は、笠巻からもらった特殊ネジを手に、もう一度「カワチ鋲螺」に行くと気合を入れました。
浩太を思い出す
以前きついことを言われた「カワチ鋲螺」に舞はもう一度営業をかけます。
特殊ネジを見せながら、IWAKURAの技術力をプレゼンする舞。
そんな舞を「カワチ鋲螺」の森本は「勉強しはったんですな」と評価します。
とはいえ、「今お願いできる仕事はない」と、退席する森本。
舞は、それでも引き下がりません。
「あの…、どうかお願いします!どんな小さい仕事でも構いません!精一杯やらせてもらいますんで」
と頭を下げます。
森本に、舞の父親の浩太がいつも頭を下げて、営業していた風景が蘇りました。
森本:「なんや、あんたのお父さん思い出しますわ」
舞:「あの、この通り品質はどこにも負けていません。精一杯がんばりますんで…!どうかお願いします!」
必至に頭を下げる舞に、森本は軽く頭を下げ「すんません」と言って立ち去りました。
頭をゆっくり上げ、窓の外の飛行機雲を見つめる舞でした。
めぐみの手腕
一方、いかるが商事では、めぐみが藤沢と一緒に、特殊ネジの値上げを交渉していました。
担当者の香川は、「急にそないなこと言われても…」と簡単には受け入れてくれません。
さらに、
「社長となっためぐみに期待していたが、やっぱり主婦が家計を見直すことくらいしかできないのか」
と嫌味を言われてしまいます。
めぐみ:
「主婦が家庭守るように、社長は会社を守らなあきません。材料費が高騰している今、この値段で取引してたら会社を危険にさらすことになります。
あと3ヶ月今のままでやらしてもらいます。その間に4円50銭より安う作れる会社お探しになれましたら、そちらに頼んでいただいて結構です。
けどそんな会社ありますやろか?」
めぐみは、一方的に値上げを要求するのではなく、今後依頼を受けた際は、特別に設計段階でコスト的にメリットのある提案をプラスアルファで行うと相手側のメリットも提示しました。
「新しい価格は、弊社の職人たちが持つ高い技術への正当な対価や思うております。どうかよろしくお願い申し上げます」
深々と頭を下げるめぐみと藤沢でした。
会社に戻って、藤沢がほかの従業員たちに、めぐみの勇者ぶりを語ります。
「一歩も引かんとパシっと決めてくれはったんです!ホンマにかっこよかったんですよ~」
「へえ~あの奥さんがなぁ…」と従業員たちは少し意外な感じで、でも感心しているようです。
それを舞も聞きながら、うれしそうに事務所に戻ります。
「なんでそんなに嬉しそうなんですか?」と不思議がる山田。
そこに、カワチ鋲螺の森本から舞に電話が入ります。
なんと、薄型テレビに使用するネジをIWAKURAに見積もってほしいとの話です。
「すぐ伺います!」と言って会社を飛び出す舞でした。
第75話に続く。
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舞いあがれ!第74話の感想
ようやくスカっとした朝が迎えられた展開でしたね!
ちょっと精神的につらいときが続いていたので、朝ドラのあと、気持ちよく次の行動に移れた方も多かったのではないでしょうか?
舞の必死な努力も実を結びそうですね。
必死で食い下がる舞が浩太と重ねて見えたという森本の心を動かしました。
森本が舞に対して、少し頭を下げて「すんません」と言ったのも、舞を営業として正式に評価し、認めたからだと思います。
電話やメールではなく、直接会って、気持ちを伝えて、という浩太の営業スタイルを、舞も小さい頃から見てきましたから。
本当によかったと思います。
また、今回はめぐみがカッコよかったですね!
取引先からも甘く見られ、従業員からも頼りないと思われていためぐみの粘り勝ち、逆転勝利ともいうのでしょうか?
いつかこんな回が来てほしいと、私含め視聴者の方が期待していたはずです。
ムカつくことを言われても、声を荒げることなく、冷静に自分の主張を全うしためぐみ、素敵でした。
明日は、舞がどんな仕事を勝ち取ってくるのか楽しみですね。
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