2022年10月から放送開始したNHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」。
工場を売った方がよいという悠人と工場と従業員を守りたい浩太の対立が辛いですね。
この記事では、「舞いあがれ!」第14週第65話のネタバレとあらすじをまとめています。
第14週のテーマは「父の背中」です。
舞いあがれ!第14週第65話のネタバレとあらすじ
先日兄に言われたことを頭の中で繰り返していました舞。
電話を取り出し、柏木に電話をかけます。
柏木との電話
舞:「柏木さん今大丈夫ですか?」
柏木「うん、どうした?」
舞:「元気かなー思って」
舞の声の調子から何かを察した柏木は何かあったのかと舞に尋ねます。
舞は、工場が大変でしばらく手伝っていることを話しました。
柏木は「パイロットにはなるんだよな?」と確認します。
柏木:「勘が鈍らないように勉強もしとけよ」
柏木も研修中とのことで色々と忙しいようです。舞は「忙しいところごめんね」と言って電話を切ります。
誰か辞める?
事務所では、古川は、浩太に新しい仕事を取れたもののそれですべてが解決するわけではないと再び従業員リストラを考えてほしいとお願いしていました。
リストラは浩太は絶対にやらないと言いますが、古川はそれでも行ってくださいと頼みます。
めぐみがお昼から戻ってきて、浩太がその場を出て行きます。
何かあった?と尋ねるめぐみ。
古川は「リストラの件、奥さんからもお願いしてほしい」と頼みます。
その話を従業員の山田が耳にしていました。
山田は食堂に行き、舞の隣に座りました。
そして、「また従業員が辞めさせられそうだ」と伝えるのです。
山田は心配そうに舞に向かって「そういうのイライラする」とまた嫌味を言うのでした。
胸を押さえる浩太
家に戻って舞は浩太にまた従業員が辞めるのか?と尋ねます。
浩太は否定しますが、そこにめぐみがやってきて
「工場潰れてしもたら従業員全員が仕事なくすねんで。それやったらリストラの方がまだマシなんと違うかな?」
とやんわり、リストラを勧めますが、それでも康太は、
「機械を売るのは仕方がないと思っているが、一生懸命一緒に働いてきた従業員を辞めさせることだけはしたくない、他に何か手があるはずだ」
と断固拒否。
その時浩太が胸を押さえ苦しそうにします。
薬を飲んだら大丈夫と言う浩太に、めぐみは「明日病院に行って」と頼みます。
しかしそんな暇はないと否定する浩太でした。
試作品ネジが合格
次の日工場ではネジの試作に試作品に取り組んでいました。
結城が足がかりをつかみ、ネジの製作がうまくいきそうです。
5月に入り、浩太のもとにネジの試作品が合格したと連絡が入ります。
これから忙しくなると従業員に伝えに行きました。
その後、結城に呼び止められ、夕方時間をくださいと言われます。
仕事が終わった後結城は、退職願を浩太に提出しました。
結城:「こんな形で辞めるのはほんま申し訳ないと思ってます。そやけど3人育てるのはお金がかかって…」
「もう決めた事なんやな」と浩太はいいます。
「恩を仇で返してしもて…」申し訳なく思う結城でしたが、浩太は「そりゃちゃうわ」と否定します。
チャラチャラしていた結城がどんどん腕を上げていくのが楽しかったというのです。
浩太:「もう十分恩は返してもらった」。
よそに引き抜かれるのは悔しいけど、それまでの腕前になったことが誇らしい
との浩太の言葉に、結城は、歯を食いしばって泣くのを堪えているかのようです。
浩太が退職届を受け取り、結城が頭を下げました。
結城との別れ
うめづで、浩太が笠松に結城のことを伝えました。
笠松:「そうか、章がな…」
こんな時に、酒が飲めないと、ため息をつく浩太です。
会社を立て直すから行くなと言えなかった自分に浩太は腹を立てていました。
浩太:「いやぁ工場どないもならへんかもしれへんな」
「そん時はそん時や」と笠松は励まします。
いざとなったら一緒にお好み焼きをやったらえぇという勝。
勝:「名前もうめづいわくらに変えてやるで」
「なんや漫才コンビみたいやなあ」と笑う浩太に「漫才でもええで」と言う勝でした。
次の日工場の表では、結城が別れを告げます。
結城:「社長申し訳ありません。大事な時に…」
浩太:「お前の腕も必要やけど一番こたえんのはな、もう一緒に働かれへんちゅうこっちゃ。
お前がいてへんようなったら寂しいわ。今までおおきにな。ありがとう、元気でな。」
目に涙を浮かべながら、「ありがとうございました」と深々と頭を下げ去ってゆく結城を浩太とめぐみと舞が見送ります。
再び振り返り頭を下げる結城。
工場の中から笠松ら、従業員らが出てきて結城を目で追います。
悲しい別れでした。
第66話(14週)に続く。
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舞いあがれ!第14週第65話の感想
なんともやるせない展開でしたね。
舞が小さい頃から、工場で一緒に働いてきてくれた結城章・章兄ちゃんが別の会社に行くことになってしまいました。
時の流れだし、今や転職は当たり前の時代。
ただただ、その状況、章兄ちゃんの苦悩や浩太の悔しさを考えると、悲しい限りです。
それでも、笠松の励ましや、うめづ夫妻の温かさに救われるシーンもありましたね。
温かい周りの人に囲まれて、このままなんとか工場が持ちこたえたらいいと願う人は多いはずですが、現実問題、そんなに甘くはないでしょう。
今の希望は、ねじの試作品が合格したということ。
大口発注はとれるのか?それでIWAKURAは挽回できるのか?
明日の舞いあがれ!も気になりますね。
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